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迷読者

僕は本を読むのが遅い。


『クジラの見る夢』 池澤夏樹
『きみのためのバラ』 池澤夏樹
『夜は暗くてはいけないか』 乾正雄
『ふたたび月へ』 野本陽代
『のんのんばあとオレ』 水木しげる
『人間みな病気』 アンソロジー(筒井康隆 編)
『自由人の祈り』 島田雅彦
『朗読者』 ベルンハルト・シュリンク(松永美穂 訳)
『一度死んでみますか?』 対談(島田雅彦×しりあがり寿)



今年に入って新たに読了した本は、せいぜいこの程度である。
なんとか読書速度を向上させたいと常ながら思ってはいるものの、
それを妨げる読書にまつわる癖のようなものが僕にはあり、
その癖があるうちは、それを楽しんでいるうちは、
なかなか僕の読書は加速しないのも無理からぬことかもしれない、
とも思っている。

「複読」とでも言えばいいだろうか。
簡単に言えば、いくつかの本を同時期に、並行して読むということなのだが、
これには僕なりの楽しみがあってのことなのだ。

気分やその他に左右されるままに本を乗り換えながら、
これと行き先を定めぬままに彷徨い、先々の景色や出来事を楽しむように、
気ままな独り旅の心持ちで読む、という趣向である。

こういう読み方をするとどうなるかというと、
本来は別の作品であったはずの本たちが一つの遍路となり、
そしてその道の一筋一筋には、それぞれの作品がもつ匂いや色、
音や熱のようなものが混ざり合い、霧のように立ち込めて、
その旅の行く末を隠すのである。

そうなると僕のような間抜けは簡単に迷子になるわけだけど、
もとより行き先が決まっていないので急ぐこともせず、
迷うにまかせてあっちを読みこっちを読みと遍じ続けることになって、
いつまで経っても読書が完了しないという事になりがちなのである。

ということは「複読」よりも「迷読」という呼び名の方が相応しいだろうか。

そんなわけで、迷子の立ち寄り先を列挙しておくので、
見かけたら声を掛けてください。
楽しく擦れ違いましょう。


『カブキ101物語』 渡辺保
『A感覚とV感覚』 稲垣足穂
『中原中也詩集』 中原中也
『暗黒のメルヘン』 アンソロジー(渋澤龍彦 編)
『ギリシア・ローマ神話』 トマス・ブルフィンチ(野上弥生子 訳)
『日本の昔話』 柳田国男
『フラクタルってなんだろう』 高安秀樹 高安美佐子

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