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残暑の黒い刺客

メリハリのない残暑が続いたと思ったら、今日はずいぶんと寒かったなあ。
我が家は築30年超の木造家屋なので、外気の影響が強く、
暑い時は一気に蒸しあがるし、寒い時は一気に凍りつく。
だがこれで、今度こそ夏も終わるのだろうか。

夏の置き土産なのかな。
こんなことがあった。
(以下、イヤな予感のする方は任意によって閲覧を中止してください)


さっき、トイレに行ったんだ。
トイレのドアを開けると、ヤツがいた。
そう、すぐ目の前に。

数年前にトイレをリフォームした時、その個室自体も少しばかり模様替えをして、
大まかだけど床からおよそ150cmくらいまで、壁も張り替えた。
それより上は窓枠との兼ね合いで、以前のままなんだ。
それだけなら別にどうということはないんだけど、
新しい壁、つまり150cm以下の壁はやや厚く、
旧来の壁より2cm程度は内側にせり出している。
結果として、新旧の壁面の境界にその幅だけの桟のような部分ができ、
それが入り口ドア部分を除く壁面に走っているんだ。

いたんだよ。
その部分にね。
桟になっている部分に。

その個室の外側から向かって左側にあるノブを掴んで回し、
ドアを引き開けるとほぼ同時に体を室内に滑り込ませた僕の鼻息がかかる距離に。

いたんだよ。
自分の体よりも長い触角をくりくりと揺らめかせる、流線型で平べったいアイツが。

叫んだよ。
叫んでいたよ。
「んげわー」って。
僕がね。

そこからはもう夢中だった。
気が付いたら得物を手にしてアイツに狙いをつけ、
人差し指が何度も引き金を引いていた。

僕が人差し指を動かして引き金を引くのではなくて、
人差し指が、狙いの通りに引き金を引くために、
僕の体にその動かし方を瞬間的に指示しているような感じだった。
指先から逆算された姿勢。
それは極めて強制的で、かつ滑らかな一連の動作だった。

それを意識できたのと同時に、アイツは動くのをやめた。
アイツが止まったのを見て、僕はやっと我にかえり、
人差し指は僕の人差し指に戻った。


いやあ、涼しくなった途端に出てくるなんて、彼らは気紛れですねえ。
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