いよいよ明日から修羅に入る。
鬼と遭えば鬼を斬り、仏と遭えば仏を斬る。
そんな日々が始まる。
正直言って、怖い。
もちろん自ら望んでそこへ進もうと決めたわけであって、
楽しみ、というか、心躍るような気分でもあるのだけど、
その中身の苛烈さはいろいろと伝え聞いている。
それを思うとやはり、ふと不安になる時もある。
しかし、始まってしまえば弱音を吐いてもいられない。
嵐の中を生き延びるに、何の足しにもならないだろう。
そんな暇があるなら、歯を食いしばって眠る方がいい。
愚痴を垂れる為に口を開くぐらいなら、コーヒーと紅茶で塞ぎたい。
明日から、時空を越えた様々な「今」が目の前に次々と去来してくることになると思う。
そこで思い切り遊ぶのだ。
「遊」という字は旗を掲げ、捧げものの犠牲を携え、
未知の領域へと向かっていく姿をあらわしているという。
それは古代人が神との交流のために旅立つ様であり、
つまり新たなる世界へと踏み出すことであった。
これを「出遊」といった。
こんなにスリリングなことはない。
魂が震えるというのはこういう感覚か。
遊びをせんとや生れけむ 戯れせんとや生れけん
遊ぶ子供の声きけば 我が身さえこそ動がるれ
いざ、出遊。
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