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鑑賞履歴

ちょっと観た映画のタイトルだけを羅列してみようと思う。
というのも、7月以降DVD鑑賞のペースが上がってきて、
一応はそのつど手帳に書き留めているものの、
ひとつひとつの印象がかなり薄くなってしまっている気がするからだ。

手帳をめくりながらタイトルを拾い、そのたびに記憶を再生するのもいいが、
箇条書きにすることで、それぞれの作品が均質化されて、
自分の観てきたものを改めて少し客観的に眺めることができるのではないかと思う。

7月からのおよそ2ヶ月で観た映画は以下の通り。

劇場 『イースタン・プロミス』
DVD 『ヒストリー・オブ・バイオレンス』
劇場 『攻殻機動隊2.0』
DVD 『V・フォー・ヴェンデッタ』
DVD 『陽炎座』
劇場 『スカイ・クロラ』 
DVD 『夢二』
DVD 『気ちがいピエロ』
DVD 『スター・ウォーズ』
DVD 『AVALON』
DVD 『オルランド』
DVD 『コミットメンツ』
DVD 『千年女優』




一応付け加えておくと、『気ちがいピエロ』は5度目、『スター・ウォーズ』はたぶん2度目、
『AVALON』は11度目、『千年女優』は3度目の鑑賞で、あとは初鑑賞だった。

さて、書き出してみると、なんだこんなもんか、というような気がしてきた。
いや、むしろそれが狙いだったのかもしれない。
節操がないようでいて、偏りがあり、かといってカルト的な作品はない。
どれも日本の劇場で封切られ、労せずしてレンタルできるものばかりだ。

このリストから見えてくるのは「自分は映画を観る時に何を期待しているか」という点だ。
そして、僕はおそらく「映画でしか成り立たない表現」を観たくて、
ほぼそれだけを基準に作品を選んでいるらしいということにも気付く。
ただ、基準といってもほとんど嗅覚に近いようなもので、
それは今まで観てきた映像作品の全てをガイドとして身に付いた感覚にすぎない。
結局は好き嫌いの所産であって、ただその「好き嫌い」の正体を突きとめたいという欲求と、
自分の好みの根拠を掘り下げてみたいという好奇心が探り出した、
自分にとっての目印の集合体のようなものだ。

一口に好みといっても色々ある。
「緑が好き」という人でも、ビアンキの緑とベネトンの緑ではどちらが好きか違うだろうし、
指し色を入れるなら赤がいいのか黄色がいいのかも変わってくる。

「鶏肉が好き」という人でも、腿か胸かササミか、焼き鳥にするか唐揚げにするか、
それとも棒棒鶏にするのかで、「その時、何を選ぶか」が違ってくる。

そういう幾つもの好みの目印を多面的に使いながら、コンテンツの海中を進む潜水艦の如く、
ソナーを打っているというわけだ。

無論こういうことをしているのは僕だけではないはずだ。
ほとんどの人は自分でそれと気付かないうちに、幾つかの、
あるいは幾つものフィルターを通して「その時、何を選ぶか」を決定していると思う。
ただ、自分の行動選択にあらかじめそういうプロセスが介在しているということに、
どの程度自覚的であるか、または許容的であるかというところに、
人それぞれの違いがあるんだと思う。

「センス」だとか「感性」だとかいうものの大半は、この差異のことを指すのではないか。
持って生まれた資質という条件もあるということは疑いの余地がないにせよ、
だからといって自分には磨くべき部分がないなどとは思うべきではない。

勝ち負けではないが、「その時、何を選ぶか」ということに意識的になれば、
生来の恵まれた資質だけを伸ばすよりも、多様で独自の感覚を磨けるのではないか。

僕らの顔は一つじゃなくていい。
泣いていようが怒っていようが笑っていようが僕は僕で、あなたはあなただ。
ただ、何に泣き、何に怒り、何に笑うのか。
それだけは、自分で掴んでおきたい。
それが、自分を知り、また誰かに自分を知ってもらうために誠実な態度だと思うのだ。
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