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クロレラの怪 ~deal for real (,) tears for dear~

皆さんはネットオークションのアラート機能って使ってますか?
設定したキーワードや出品者に該当する新規出品があった場合、
それをメールで通知してくれるという機能です。

僕はヤフオクのキーワードアラートを幾つか使っているんですが、
その中に「押井守」という項目を入れてます。
で、そのアラートで届いた通知の中にこんなものがありました。


映画ポスター 押井守 栗山千明「スカイ・クロレラ」



???

クロレラ!?!?


うーん。
商品画像もはっきり掲載されているので、見間違いということはまずないはずですが・・・

この作品では主人公を含め、主要な登場人物がほぼ全員、煙草を吸っています。
そこで昨今の排煙ブーム、嫌煙ファシズム、喫煙蔑視、分煙ヒステリーの煽りを受けてか、
クロレラパイプでも咥えてなさいという注文をつけているのでしょうか。

いやいや、そんなはずはないのです。
なぜなら、出品者は「映画グッズファンの町」で店を構えていることを公言しています。
ということは自ら出品している商品に関連する作品およびその監督や出演者について、
それなりの見識を持っているという自負を暗に提示し、
それによって自らの商材についての信頼を得ようとしているわけですから、
すなわちこの作品やそれに関連する情報についても当然知っていると考えるべきです。

それならば、押井作品では登場人物が煙草を吸うことが多く、
それが人物描写としての演出された映画的表現であるということについて、
「映画グッズファンの町」で店を構えている出品者、
すなわち映画について素人ではないことを自身の職能としているはずの人間なら、
それに思い至らないなどということは、考えるまでもなく可能性としてはゼロに等しい。


ということは、ここには別の意図が隠されている可能性があります。

しかし、残念ながらそれがなんなのか僕には分かりません。

ただ、仕事として一応は出品したものの、手元にはその一枚しかなく、
ファン心理としてそれを手放したくないという感情が芽生えてしまい、
どうにか自分の職業を完全には裏切らない形でこれを手元に残す算段はないものか、
そうして苦悩懊悩の末、「わざとタイトルを誤記する」という、
これはもう「映画グッズファンの町」で店を構えている人間にとっては、
まさに捨て身の手段をとるに至ったのかもしれない。

素人とはいえ僕も映画好きを自認する者ですから、それぐらいの推測は働きます。
そして、この推測に側面から力を与えてくれる要素がもう一つあります。

それは作品後半にしか登場しない栗山千明を出品タイトルに入れている点です。
さらに主演の加瀬亮、菊池凛子についての記述は一切なく、
声優初挑戦とは思えない演技で評判になった谷原章介についても全く触れていません。
しかもこの作品はアニメーションなので、当然ですがポスターに栗山千明や、その他出演者の姿はありません。
これも画像を見れば分かります。

ここまで来ると、映画云々以前にこの商品を正当に紹介することを如何にして回避するか、
そこに心を砕いている様子が目に見えるようです。
映画が好きな人間にとってはおそらく血を吐くような苦行だったことでしょう。
これはもう、松岡修造ならずとも応援したくなってくるのも当然というもの。

というわけで、僕は以後この出品者の商品には手を着けないことにしました。
こんなにもつらい葛藤を抱えながら、自身の社会的役割を投げ出さない出品者の心中は、
我々のような凡人に計り知れるものではありません。
彼からは何ひとつ映画グッズを奪ってはならないのです。

どうか皆さん、ご理解を。
お金を積んで彼の持ち物を奪うようなことはしないであげてください。
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