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古本銭湯

月の湯古本祭りに行ってきた。

月の湯という銭湯が、いかにも銭湯らしい銭湯なのだけど、1日だけ古本市に姿を変える。
今年の4月に第1回を開催して大盛況だったらしい。
僕もタイミングが合えば行っていたと思う。
その好評を受けて、第2回開催の運びとなったようだ。

主催はわめぞという「本」に関わる生業をなす人々のグループで、
出品されている本も彼らがそれぞれの商品を持ち寄ったもの。

金銭的な事情もあるので、今回はかなり忍耐を強いられた。
今回の収穫は以下の通り。


『マルジナリア』(箱付き) 澁澤龍彦
『水木しげるの雨月物語』
『少年愛の美学』 稲垣足穂
『魔法使いの弟子』 ロード・ダンセイニ  荒俣宏 訳


いやあ、われながら我慢強くなった。
まあないものはないのでどうしようもないという、そもそもの事情があるにはあるのだけど、
今回は会場が銭湯ということもあり、雰囲気だけでも結構楽しめたというのが大きかったように思う。

銭湯に行くこと自体がもう数年ぶりのことで、なんだか新鮮だった。
僕の中の銭湯に関する記憶は、子供の頃に風呂が壊れた時に行ったのをうっすら覚えているのと、
風呂なしのアパートに住んでいる友人宅に泊まったときや、
風呂場をバイクの部品置き場にしている友人宅に泊まった時などに利用したぐらいで、
それも終了間際に駆け込んで汗を流すぐらいのものだった。

だから、銭湯という空間が僕にとってはやや異空間のような感じで、靴箱の小ささや、
脱衣所の床の軋み、何十年物か分からないような体重計などが物珍しく、
ちょっとした観光気分になっていたのかもしれない。

とくに床の感触は僕の記憶の襞に触れた。
銭湯だから当然靴を脱いで上がるのだけど、靴下越しに感じる板の感触が、
僕が通っていた小学校の旧校舎の教室の床を連想させた。
幅の狭い縦長の薄い板を張り巡らしたような床で、板と板の継ぎ目が盛り上がり、
小さく波打つような起伏のある、つるつるした木の床。
その感触と記憶の交流回路のようなものを感じながら足の指をもぞもぞさせて、
なにやらニヤニヤというかヘラヘラというかとにかく顔面を緩めているおっさんの姿は、
いま思えば明らかに不審者であったことだろう。
ということにいま気付いた。
以後気をつけよう。

さて、この月の湯という銭湯は、リンク先を見てもらえば分かると思うけど、
他にも色々なイベントに場を提供しているらしい。
それも、銭湯としての営業を続けながら。
こういう意気地は応援したくなる。
自分が意気地なしだから余計にそう思うのかもしれない。

それはともかく、3回目も期待してますよ。
その時は余裕があればカフェスペースにもお邪魔しようと思います。
あと、機会があれば風呂にも。

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