スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 
 

緊急告知!「片桐くん家に猫がいる」吉川景都初の複製原画展

「片桐くん家に猫がいる」吉川景都初の複製原画展
http://natalie.mu/comic/news/31664

知り合いがニュースコンテンツになるとは感慨深いものがあるなあ。

吉祥地は最近ちょくちょく足を向けるので、タイミングが合えば行けるかもしれません。
駅周辺に手頃で美味しい飲み屋と面白い古書店がけっこうあるので、なかなか楽しい街です。
ただ、あの細い道をバスが通るのは無理があると思う。

それはともかく、この作品は、主人公である片桐くんと猫たちの間で交わされる非言語コミュニケーションを、
「フキダシ」と「書き文字」の交差によって、テキストとイラストレーションの並存空間に描き出し、
目に見えぬ意思の交信をそこに仮想的に可視化せんとする試みである。

かどうかは分かりません(笑)

ただ、読んでて感じたのは、片桐くんが猫という他者性を通じて、
状況に応じた知恵や振る舞いに「否応なく出会っていく」という世界です。
悪く言えば行き当たりばったりなのですが、これは「あるがまま」という、
世界とのとても東洋的な関係の結び方だと思います。
その端緒として「猫がいる」ということ。
世界と自分の間にあるグラデーションを見るときに、いくつかの焦点になってくれる猫たち。
片桐くんにとって猫たちとの関係はそういうモノなんじゃないか、なんてことを感じました。

この後、「家」について考えていたら、マレビトとか依代とか、
そんな話になってしまったので、それは追記に回します。

ともかくお伝えしたいのは、みなさん、奮ってご購入を!
アクセス可能な方はぜひお運びを!ということです。

買わない奴はシャンプーに山芋を混ぜにいくからな!

ややネタバレになりますが、この「家」は、やや疎遠になったまま他界した祖父の家。
つまり「空き家」の状態であり、それは「空虚」「虚ろ」だったわけです。
日本では神社の本殿には何もありません。
これは、神を迎える為にそこを空けておく、虚ろにしておくという考え方からそうしてあるのです。
日本では、神とは訪れるもの、やって来るものなんですね。
神はやって来て、そして去っていく。折口信夫の言う「マレビト」です。
各地で行われるお祭りは、この神を迎えて、人々は神と共に歌い踊り、
そして去りゆく神を見送るという流れで行われます。

だけど、片桐君を神とみなしたいわけではないんです。
ここでは片桐君の祖父を神と見ることができるでしょう。
去っていく神を見送るタイミングに居合わせることのできなかった負の感情が、
片桐君の心理の底には流れています。
そこで片桐君は、祖父の役割を引き継ぐことにします。
これは自身を依代にして、神の存在を引き寄せるという呪的な行為と見ることができます。
遺言の裏に記された一言が、呪文のように片桐君の奥にあるモノを動かしたわけですね。
神の言葉を聞ける者は巫祝です。
ということは、片桐君は猫たちと共に祭りの準備をする呪能者である、
ということもできますね。

では、片桐君が待っている「祭り」とはなんなのか?
それはこの後の展開を見ないと分かりません。

というわけで、『片桐くん家に猫がいる』第2巻は2010年7月に刊行予定!
買わない奴は小麦粉にだるまクレンザーを混ぜにいくからな!
スポンサーサイト
 
 

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://nightfly.blog18.fc2.com/tb.php/357-e74a0894

 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。