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めがね新調のススメ

最近、視力が低下してきたような気がする。

パソコンのモニタを見ながら作業したり、本を読んだりというような、
手許での作業では今のところ違和感はないのだけど、
駅の電光掲示板や、電車の車内広告や街中の看板を見る時、
どうも以前より像を結ぶのに時間がかかる。
それに、遠くの文字を読み取りずらくなったような感もある。

いま、試しにこの文章を入力している画面を裸眼で見てみたところ、
モニタまで10cmぐらいまで近づかなければ判別できなかった。

これはまずいのではないか。
そろそろ眼鏡を新調する頃合のようである。

以前に、「一年に一つ眼鏡を新調する」という目標を掲げたこともあったが、
その意気で新調した赤いフレームの眼鏡を紛失してから、
その勢いもすっかり衰えて久しい。

だが、今回はそういう「自分にご褒美」みたいなものではなく、
実用に適うものを選ばねばならない。

というわけで、以前から気になっていたMASUNAGAの眼鏡の購入を、
本格的に考え始めている。

2008年のアメリカ大統領選で共和党の副大統領候補として注目された、
サラ・ペイリンが使っていたことで一躍有名になったブランドだ。
試しにかけてみたMASUNAGAのフレームは羽のように軽かった。
それをデザインしたのが「喧嘩師」として有名な川崎和男氏である。

紹介すると長くなるので簡単に言うと、
気鋭のデザイナーと活躍していた矢先、
交通事故に遭って車椅子での生活となる。

だがそこでへこたれず、車椅子のデザインそのものを改革し、
伝統工芸とプロダクトデザインをつなぎなおし、
引いては人間が触れるもの全てをデザインの担当分野と見て、
医学博士号を取得して人工心臓までデザインした。

気骨あふれる人である。

そういう人の想いが寄せられた眼鏡ならば、
是非とも使いたいと思うのが人情というもの。
とはいえ、憎き貨幣経済との否応ない付き合いもあるので、
そうそう手を出せないというのが哀しい実情だ。

しかし、僕は年内にこの壁を越えようと思う。

経済が高度に複雑化したこの社会では、
主義主張にもとづいた日常消費が至難の業になっている。
身に付けるものや食料品など、身近であればある程、
目の前の商品とそれが形成されり過程との距離は飛躍的に遠ざかる。
それによって我々は良心の焦点をぼかしている。
MASUNAGAの眼鏡を買おうと思うのは、
その焦点距離を改めて正したいという思いもある。

この世の終わりを夢見ながら、世界の破滅を加速するほどの能力もなく、
新しい秩序への望みで今日を渡り明日を夢見ている者にとっては、
眼鏡選び一つとっても綱渡りの自己実現なのだ。

僕は飲み食いするもの全てに、この感覚をいきわたらせたいと思う。
知らぬ間に貨幣中毒者の共犯者に仕立て上げられるのはもう我慢がならない。
貧者から搾取する罪を消費者になすりつけるための「価格破壊」は人倫的犯罪なのだ。

この罪を裁くには、我々消費者、一般市民が、眼鏡を変えなければならない。
我々の生活に食い込んでいる、貨幣という怪物と戦わなければならない。
僕はそのために、眼鏡を新調しようと思っている。
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