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読書メーターまとめ

ご無沙汰してます。
左脳です。

読んだ本の感想をほったらかしてたら「まとめ」が取得できなくなってました。
前にもこんなことがあったような・・・
まあ、そんなわけで2011年5月分と2011年6月分は共有できません。
実に残念なことです。無料サービスなので仕方ないけどね。
そもそも読んだ本はさっさと感想を書く癖をつければ済むことだけど、
なにぶん制限文字数内にまとめるのに苦労することもしばしばなので、
やはりある程度は時間がかかってしまうモノなんです。
書く以上は何を感じたのかをしっかり残したいし。
だったら書く速度と精度を磨くしかないというわけですね。

さて、無事に当然の帰結へとたどり着いたところで、
2011年7月分の読書メーターまとめです。


7月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1216ページ
読んでた本の数:6冊
積読本の数:5冊
読みたい本の数:6冊

▼読んだ本
宗像教授異考録/隠された秘宝 (My First Big SPECIAL)宗像教授異考録/隠された秘宝 (My First Big SPECIAL)
第一巻が縄文期を主な題材にしていたのに対して、中世や弥生期にまで仮説を広げている。僕の知識では追いつけないけど、やはりこういう想像力に触れるのは楽しい。
読了日:07月09日 著者:アガサ・クリスティー
旅人  ある物理学者の回想 (角川ソフィア文庫)旅人 ある物理学者の回想 (角川ソフィア文庫)
近代の人文的知性を継承しつつ、先端科学の理論世界へと分け入った、まさに日本の知の礎を築いた巨人、湯川秀樹博士によるその前半生の回想。僕が感動したのは、湯川博士が様々な先達や師、また学友たちへの敬慕を込めてその人となりを語っている部分。自分が誰からどういうモノを受け取ったのかということには、もっと敏感でなくてはならないと思った。
読了日:07月14日 著者:湯川 秀樹
メランコリアメランコリア
散文だと池澤夏樹はそこらじゅうへ次々に移動する。大きめのゴシック体と、原色を多用したコラージュやイラストを見ていると、なんだか架空のロード・ムービーへのトリビュート作品みたいに見えてくる。
読了日:07月14日 著者:池沢 夏樹
王様は裸だと言った子供はその後どうなったか (集英社新書 405B)王様は裸だと言った子供はその後どうなったか (集英社新書 405B)
純粋さとは。中立性とは。善悪とは。そもそもこの世界はどういう価値基準を前提においているのか。何か起きるたびにその「前提」が気になって仕方ないという作者の性分には大いに共感する。空気ばかり読んでいるうちに、その空気に付いていたはずの色はいつの間にか見えなくなり、透明な膜になる。いや、人間がその色に染まってしまうのかもしれない。そして、同じ色の人間同士は互いの色が見えず、そこへ違う色の何ものかが入り込むともはや「異物」になってしまう、ということは非常に起こりやすい。それを忘れないでおくのが、「鈍さ」の教訓だ。
読了日:07月16日 著者:森 達也
オジサンにも言わせろNPOオジサンにも言わせろNPO
他愛のない日記も中にはあるけれど、多くは冷静な考察からユーモアのある提言へ繋げていて、中高生の頃にこんなオジサンが身の回りにいたら、などとから知のないことを考えてしまった。特に「コールドニュース」や「ジンガロ角力」なんかは、是非とも実現してほしいアイデアだし、「緑黄色野菜」などの真っ当な怒りは、著者の同年代の溜飲を下げるのもいいけど、囲い込まれていく若者や子供にこそ届いて欲しいし、「テヘランの青年」のような世界の"奥行き"に気付くきっかけも置いてみて欲しい。
読了日:07月22日 著者:玉村 豊男
[だてマスク]依存症 ~無縁社会の入り口に立つ人々~ (扶桑社新書)[だてマスク]依存症 ~無縁社会の入り口に立つ人々~ (扶桑社新書)
「だてマスク」という言葉の目新しさから購入。結論から言えば不適切な表題であった。ニュースなどで取り上げられた「だてマスク」という現象に触発されて、著者の運営する「聞き上手倶楽部」の活動の中から、「だてマスク」に関連しそうな例を挙げて「報告」するという内容なので、「だてマスク」が増加した背景については僕のような素人でも想像できる内容をやや実感の伴う形で述べているにすぎない。後半の精神科医との対談が内容のほぼ半分を占めるあたり、著者も話し相手に困ったのだろうかと思うと、アレコレ言う気が失せ、モヤモヤが残る。
読了日:07月23日 著者:菊本 裕三 (聞き上手倶楽部 代表)
ぼくは猟師になったぼくは猟師になった
「猟師」というと『赤ずきん』を思い出す。現代に置き換えても、山深い小屋に住み、時おり獲物を米や野菜と交換するため人里に下りるという「隠者」の姿を想像してしまう。著者が綴るのは、そんな陳腐な思い込みとは違う、自然と交わり暮らす淡々とした日常。彼らは僕と同じ「生活者」なのだ。違うのは彼らの方が「命を食べる」という事実に対して真摯であること。我々がそこから目を背けるため、彼らに神秘的な類型を与えて祀り上げながら、一方的に「食の安全」などと言い募るなら、原発事故と同じことが食の現場では起きないと思う方がおかしい。
読了日:07月23日 著者:千松 信也
▼読んでた本
旅人  ある物理学者の回想 (角川ソフィア文庫)旅人 ある物理学者の回想 (角川ソフィア文庫)
著者:湯川 秀樹
王様は裸だと言った子供はその後どうなったか (集英社新書 405B)王様は裸だと言った子供はその後どうなったか (集英社新書 405B)
著者:森 達也
オジサンにも言わせろNPOオジサンにも言わせろNPO
著者:玉村 豊男
[だてマスク]依存症 ~無縁社会の入り口に立つ人々~ (扶桑社新書)[だてマスク]依存症 ~無縁社会の入り口に立つ人々~ (扶桑社新書)
著者:菊本 裕三 (聞き上手倶楽部 代表)
ぼくは猟師になったぼくは猟師になった
著者:千松 信也
徒然王子 第一部徒然王子 第一部
著者:島田 雅彦
▼積読本
美しきもの見し人は (新潮文庫)美しきもの見し人は (新潮文庫)
著者:堀田 善衛
クレーン男クレーン男
著者:ライナー チムニク
メランコリアメランコリア
著者:池沢 夏樹
オジサンにも言わせろNPOオジサンにも言わせろNPO
著者:玉村 豊男
微熱少年 (1975年)微熱少年 (1975年)
著者:松本 隆
▼読みたい本
夜が明けるまで (岩波少年文庫 3107)夜が明けるまで (岩波少年文庫 3107)
著者:マヤ・ヴォイチェホフスカ
終わりと始まり終わりと始まり
著者:ヴィスワヴァ・シンボルスカ,沼野 充義
ミドリさんとカラクリ屋敷ミドリさんとカラクリ屋敷
著者:鈴木 遥
ゼロから始める都市型狩猟採集生活ゼロから始める都市型狩猟採集生活
著者:坂口 恭平
冒険図鑑―野外で生活するために冒険図鑑―野外で生活するために
著者:さとうち 藍
冒険手帳―火のおこし方から、イカダの組み方まで (知恵の森文庫)冒険手帳―火のおこし方から、イカダの組み方まで (知恵の森文庫)
著者:谷口 尚規,石川 球太

読書メーター


7月は普段あまり読まない本をあえて手に取ったり、
前から気になっていたモノを読む気になったりと、
なかなかいいバランスで読めた気がする。
やはり書店や古書市に行くと目先が変わるのかなあ。
6月後半から7月初頭にかけてそういう機会が多かった。

未読山脈とにらめっこしてるとどうしても気押されるので、
いつの間にか重苦しい読書になっているのかな。
「義務感によって行ったことは何一ついい結果を生まない」(うろ覚え)
と言ってたのはバロウズだったろうか。
なんにせよ圧力に正面から向き合うのは疲れる。
読書で疲れたくはないな。

順位は付けたくないけど、7月の読了分でいちばん印象深かったのは、
湯川秀樹博士の回想録、『旅人』だった。
ああいうモノを読むと驕りや慢心が消える。
これは是非おススメです。

前から気になっていたのが、森達也のモノ。
『王様は裸だと言った子供はその後どうなったか』という、
実にイマドキの新書らしいタイトルの一冊。
僕がこの著者を知るきっかけは10年ほど前に見た、
「放送禁止歌」という深夜のドキュメンタリー番組だった。

番組は、簡単にいうと「自主規制」という名の相互監視圧力の話。
テレビやラジオで放送されていた歌が、ある日パタリと聞かれなくなる。
いろいろなところから、歌詞の内容にクレームがついたりして、
それをきっかけに「これはやめとこう」というムードが放送業界全体に広まる。
さらに、「アレがダメならコレも似た内容だからダメかもな、やめとこう」
というように、いつしか実体のある制度のような影響力を持ち始める現象を、
放送側、クレーム側の両者に取材しながら追いかけていくという内容。
後に書籍化されて、文庫化もしていたはず。

ずいぶん前だからはっきり覚えていないけど、番組を見て感じたのは、
「何が起きているのかを知らせないという体質はどうして出来上がるのか」
という、素朴な疑問だった。
これは現在に至るまで、僕がモノを見るときにバラストのように働いている。
そのせいで動きが鈍くなる時もしばしばだけど、大事な指針の一つだ。

王様は裸だという誰の目にも明らかな事実がなぜ無視されるのか。
なぜ子供しかそのことを言明しなかったのか。
どうして子供の一言をきっかけに、状況は正反対になったのか。
根本的なテーマは共通している。
今回は直接的なドキュメンタリー手法ではなく、多くの人が知っている
お伽噺(を中心とした物語)を題材にして、その背景(主に人物関係)
から裏読みしていき、現代の諸問題に変わった角度から光を当てよう、
という楽しい試み。

新書ということもあって、書き方も砕けているし、皮肉もはっきり出ている。
「いいこと言ってやろう」とかいう気負いもないし、
嘘くさい教訓をベリベリ引き剥がしていく爽快感がある。
こちらもおススメです。

あまり使いたくない言葉だけど、二冊とも自分を見つめ直すのにちょうどいいかも。

久しぶりなのでちょっと長くなったかな。
本日はこのへんで。

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