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辰年のHonesty

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

とはいえ、新しい1年が始まった、という実感がないのが正直なところ。
2ヶ月後に「1年という時間」を噛みしめることになるでしょう。

それまで、「あの日」を語る言葉をより深くしていきたいものです。

などと改まって言うのは、年頭ということもあるけど、ある危惧の念があるから。
それは、歌にしろ、ドラマにしろ、いろいろな表現の場での言葉や語り方が、
急速に単一のトーンを強めたまま、進展の見込みがないような気がするというモノです。

単一のトーンとは、一言でいえば「三流少年マンガ的」というコトになるかな。

ある人物の「願う」とか「信じる」という心情に根拠が薄ければ薄いほど、
その「希望」は尊いモノと見なされ、それが個人的体験によるものであればあるほど、
美しい「絆」として位置づけられ、「感動的」であるとされるが、その体験自体は
理解が容易な定型化された構図を持っている必要がある。

そんな、実に単線的で、稚拙な理想化に傾き過ぎているように感じるんですね。
なんというか、イメージのデフレが下げ止まらない。
安物の夢を薄利多売する傾向へ向かっているような感じ。

清貧を看板にするような野暮は大嫌いだけど、安物の夢を売り抜けた稼ぎじゃあ、
おそらく美味しいは飲めないだろうなあ。

こんなこと言ってると、僻みや妬みだと思う人もいるかもしれないけど、
それは半分かそれ以上は当たっているような気もする。
そういうモノも、なかったことにしないのが僕なりの"Honesty"だと言ってみようか。

僕の誠意や矜持なんてその程度のもんですが、せめてその程度くらいは、
忘れないようにしたいと思います。

今年は辰年。龍の年。
龍とは、そもそも地脈水脈から生成するエナジーの迸りであって、
それが天へ登ってはじめて龍となり、天を駆けるパワーとして顕現するモノ。

安物の言葉ばかり放り投げていては、龍を呼ぶどころか、ザリガニすら二度寝する。
つまんない言葉はグッと呑み込み、エナジー込めて言い換えていきましょう。
例の七つの球を集めるより簡単なはずだよね。
ホントの勇気って、案外そんなコトのような気がするんだ。

そんなわけで、みなさま本年もよろしくお願いします。
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