スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 
 

虚ろな戦い

世間を賑やかしていた亀田興毅選手がWBAライトフライ級王座についた。

僕も試合を観たが、なんとも言い知れぬ寂しさのような思いが去来した。

勝利というものの定義は多様だ。
勝利条件をどう設定するかで戦い方も変わるし、結果に対する評価も変わる。
その戦いを通じてどこを目指しているのか。

亀田家が公言してきた「ボクシング世界チャンピオン」という目標を信じるならば、
今日はその戦いに一つの審判が下る日だった。

確かに今日、新たな世界チャンピオンが誕生したかもしれない。
しかし今日、いったい誰が何に勝ったというのか。
僕が見た限り、祝福されるべき者は一人もいない。

リング上の四つの拳は、空回りを続けた。

振り上げられた幾つもの拳も、その行く先を失った。

声を嗄らして応援したファンの拳も、過剰な話題先行に憤る糾弾者の拳も、
手持ち無沙汰なままお互いを傷つけあう事しかできない。

それが何よりも、寂しい。

誰が開始のゴングを鳴らしたのか。
誰が終了のゴングを鳴らせるのか。

一人一人が自分のゴングを自分で鳴らすしかないのだろう。
その時、ゴングの音はその耳に届くだろうか。

それは孤独の音がする。

この虚ろな戦いの、寂しすぎる喧騒の中で。

むなしく響くその音色に、耳を貸す者はどれだけいるのだろうか。
熱狂に背を向ける勇気のある者だけが、その拳に結んだ穢れを捨て、
掌を開いて新たな何かを掴む準備をするだろう。
スポンサーサイト
 
 

コメント

大きいボクシング

大きいボクシング世界チャンピオンとかするかで戦い
ネットで

亀田とかを

勝利しなかったよ。

かなり片言だけど、お前の言いたい事はよく分かる。

要するにちっちゃいんだよな。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://nightfly.blog18.fc2.com/tb.php/50-c7342ea6

 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。